「為替の動きを表す基本のローソク足」の見分け方 長い上ヒゲは要注意!?
「為替の動きを表す基本のローソク足」の見分け方
今日は為替の変動を予想する上でも基本中の基本となる、ローソク足の見方を紹介できればと思います。
まず、「陽線」と「陰線」がローソク足にはあります。
ローソクの形にはそれぞれが意味がありますので、ご説明できればと思います。
(米ドル・円の場合を例にして説明します。)
【陽線】「ドルが買い」「円が売り」の場合に伸びていきます。
また、
上ヒゲの一番上が「高値」
下ヒゲの一番下が「安値」
実体と上ヒゲの下の接触部分が「終値」
実体と下ヒゲの上の接触部分が「始値」
【陰線】「ドルが売り」「円が買い」の場合を指します。
また、
上ヒゲの一番上が「高値」
下ヒゲの一番下が「安値」
実体と上ヒゲの下の接触部分が「始値」
実体と下ヒゲの上の接触部分が「終値」
このように陽線と陰線で見方が多少異なりますので、注意が必要です。
【長い上ヒゲには気をつけた方がいい!?】
ローソク足のヒゲには意味があります。
マーケット参加者の動向を表していますので、
今後の動きが予測の材料にもなります。
長い上ヒゲ=上に長く伸びたヒゲ
この長いヒゲが示すメッセージは「売り」です。
そもそもヒゲの頂点を示すのは、ローソク足の期間内での高値になります。
つまり、高値からどんどん下がっていて、ローソクが短くなった事を示します。
「途中は高かったが、最終的に安くなった。」事を示します。
この形が出るのは
利益確定の売りが相次いだ時に起きやすい現象とも言われています。
つまり、
マーケット参加者の判断として「為替の上昇が一段落」「一旦、利益を確定しておこう」と考えるマーケット参加者が増えるという事になるのです。
このように、1つのローソク足にも意味が込められているのがFXの面白いところでもありますね。
次回は、逆に「チャンスになりうる長い下ヒゲ」の話をしていきます。